開催日

2023年 10月 12日（木） 14:00～16:00

講演内容

1. 医師の働き方改革で求められること
2. 医師の人事考課制度構築の経緯
3. 医師の働き方改革を基にした新しい人事考課制度の構築
4. 時間から質への病院医療の転換の必要性　～「Pay for Time」から「Pay for Performance」へ～

セミナー概要

　2024年4月、医師の時間外・休日労働時間の上限規制がスタートし、医師においても客観的な記録による適正な労働時間管理が求められます。これは、通常の労働、時間外・休日労働、自己研鑽、宿日直許可有無による当直時の患者対応時間など、実働時間と待機時間を含めた非実働時間の管理は当然のことですが、一方、医師の労働時間や自己研鑽等が明確化されることで、医師の働きぶりや診療技術向上への取り組みも明らかになります。医療の質の向上、タスクシフト／シェア推進等のチーム医療への取り組み、また病院経営への貢献度など、これらを適切に評価し処遇へ反映させる仕組みである「医師の人事考課制度」は、今、まさに求められるものではないでしょうか。
　今まで、医師の評価は聖域のように扱われてきましたが、貢献度の高い医師を評価することは、医師のモチベーション向上にも繋がります。医師の働き方改革の推進を機会と捉え、構築を検討されては如何でしょうか。
　本セミナーでは、患者さん中心の医療・チーム医療の実現に向け、その手段の一つとして「医師の人事考課制度」の構築に取り組まれ、最高の病院をつくるために今も奔走されている岡留氏を講師に迎え、解説いただきます。

講師

岡留 健一郎　氏

一般社団法人日本病院会 顧問
社会福祉法人恩賜財団済生会支部福岡県済生会福岡総合病院　名誉院長
済生会福岡医療福祉センター総長

【略歴】
1971年九州大学医学部卒業、同大学医学部第二外科入局。1991年 九州大学医学部第二外科助教授就任、1993年米国シカゴ大学留学、1998年済生会 福岡総合病院院長就任、2009年全国済生会病院長会会長就任、2017年済生会 福岡医療福祉センター総長、済生会福岡総合病院名誉院長就任。現在に至る。

※セミナーでご案内している情報は2023年10月12日時点の内容です。
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