医薬品共同購買(GPO)
サービス概要
調剤薬局の全国ネットワークを活用して、
医薬品の調達コストを適正化し購買業務の効率化を実現
医療機関の経営において、医薬品購入費の最適化は重要な課題の一つです。そこで注目されているのが「医薬品共同購買(GPO = Group Purchasing Organization)」です。総合メディカルは、医療機関向けコンサルティングと、700店舗を超える調剤薬局を展開する強みを最大限活用した医薬品の共同購買サービスを提供しております。スケールメリットを活かした価格交渉により医薬品調達コストを適正化し、購買管理業務の効率化を実現します。
課題/トレンド
医薬品調達のコストが高騰。
管理業務も増えていませんか?
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課題1
交渉に手間取ることで、調達コストが高くなり
経営を圧迫している - 医療機関が、卸業者との価格交渉において、十分な交渉時間を確保するのは困難とされ、医療機関の経営を圧迫する大きな要因の一つとされています。また、価格交渉にかける労力とリソース不足も無視できない問題です。本来、医療サービスの質の向上に注力すべき人材が、交渉に時間を取られることで、医療の質の低下にもつながりかねないからです。
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課題2
医薬品の購買に関する
管理業務が煩雑化している - 医薬品の購買は、医療機関にとって重要で繊細な業務です。適切な在庫量を維持しながら、購買管理業務を行うのは困難を極めます。とくに、専門部署を持たない医療機関では、この課題がより明確だといえます。在庫が不足すれば患者様への医療提供の支障となり、過剰在庫は経営の重荷となりえます。
解決できる課題 総合メディカルがコストの適正化と業務効率化を実現します。
解決策1
スケールメリットを活かした交渉力で
コストを適正化できる。
医薬品共同購買をご利用いただくことで、共同購買に参加する他の医療機関に加えて、総合メディカルが全国で運営する「そうごう薬局」グループ(700店舗以上)を含めたスケールメリットを活かした価格交渉により、医薬品調達コストの適正化が期待できます。また総合メディカルグループが価格交渉を行うため、医療機関の価格交渉における負担と調達コストが大きく軽減します。
解決策2
医薬品の購買管理業務が簡素化。
スタッフの負担が減少します。
これまでは医療機関が各医薬品卸と行っていた購買管理業務が一元化するため、購買に関する複雑な管理業務の簡素化と効率化が期待でき、購買管理業務にかかる労力と時間、ストレスを減らすことができます。また、1か月分の購入データをまとめた納品実績表を翌月にご提供することなどで、購買管理業務の見通しが良くなります。これらにより医薬品の発注効率が向上し、戦略的な在庫管理が可能になります。
サービス詳細
全国規模のスケールメリットを追求。
効果をご確認のうえ、戦略的に導入いただけます。
特長1
全国700店舗以上の薬局ネットワーク。
グループ力を活用。
全国に700店舗以上の調剤薬局を展開する「そうごう薬局」のもつスケールメリットを最大限に活用。そして、全国22ヶ所に存在する拠点がネットワークを支え、安心感のある環境を構築しています。これにより、個々の医療機関では実現できないコストの最適化が可能となり、病院経営の効率化を図ることができます。
特長2
豊富な実績と専門知識に基づく
戦略的アドバイスが可能です。
総合メディカルは、長年にわたって医療業界での経験と実績を持っています。この豊富な経験を活かし、医薬品卸と専門性の高い交渉をいたします。市場動向や価格変動の分析、最新の医薬品情報の把握など、専門的な知識に基づいた交渉を行い、適切な条件を引き出し、コストを最適化いたします。さらに、医療経営コンサルティングのノウハウを活かし、医薬品購買戦略だけでなく、経営全体の最適化に向けたアドバイスも提供可能です。
特長3
導入前データ分析で効果を確認。
開始後すぐに成果が実感できます。
医薬品共同購買のご導入前には、医療機関の一年分の購入データをお預かりして現状を分析。総合メディカルが所有するマスターデータと照らし合わせて納入額を算出し、経済的効果をシミュレーションいたします。導入に際しては、購買管理業務の関係者、医薬品卸など、院内外の調整を行いますのでご安心ください。サービス導入直後から医薬品コストの最適化や管理業務の効率化といった効果を実感いただけます。
サービス利用までの流れ 医薬品共同購買(GPO)利用までの流れ
01秘密保持契約の締結
- 貴院のデータをお預かりする前に秘密保持契約を締結します。
02医薬品購入データの分析・シミュレーション
- 貴院の一年分の医薬品購入データをお預かりし、経済的効果をシミュレーションします。
- データ分析およびシミュレーションに費用はかかりません。
03院内説明会
- データ分析の結果や導入後に期待できる効果について、詳しい説明をおこないます。
04ご契約
- 契約方法については協議の上、決定いたします。
05各取引卸への調整
- 既存の取引卸さまに、今後の取引についての具体的な調整をおこないます。
- 麻薬など、導入後も直取引をお願いする品目の取り扱いについて取り決めをおこないます。
06サービス開始
- 導入後にトラブルが発生することのないよう、十分なモニタリングをおこないます。
事例紹介
400床クラスの急性期病院をはじめ
全国140件の契約実績があります。
(2024年10月時点)
事例1病院規模:100~200床
膨大な交渉業務を代行することで、
本業に専念できるようになりました。
課題- 今まで薬剤師2名、事務2名で上期に価格交渉に時間をかけていた。
7~9月は卸5社との交渉の他に院内での打合せ用の資料作成、打合せで膨大な時間を要したが、近年思うような数字が出なくなってきた。
解決案- 毎年の価格交渉を当社が代行。
効果- 医薬品費削減の経済的効果もあったが、上記の業務改善の方にメリットがあり、薬剤師は病棟業務などのライセンス業務に専念できるようになり、事務は医薬品の価格交渉以外の業務にシフトすることができるようになった。
事例2病院規模:300~400床
見積依頼システムの導入で、
新薬を最安値で購入できるように。
課題- 新薬の採用を検討する際に、複数の卸に電話で価格を確認するのに、手間がかかっていた。
解決案- 加盟病院様向けにWEBブラウザでできる見積依頼システムを無償で提供。
システム上で見積依頼をいただければ、各卸に一括見積をとり、供給可能かつ最安値で購入できる卸をご提案。
効果- 見積りに関する業務が軽減され、空いた時間を病棟管理業務に専念することができるようになりました。
事例3病院規模:100~200床
納品実績表により棚卸業務の
人手不足による課題が解消した
課題- 薬剤部の人手不足により、年度末の棚卸が目視による数量確認だけとなり、正確な在庫数が把握できていなかった。
解決案- 毎月の販売実績を医薬品毎に、数量、納入価、発注卸をまとめた納品実績表を提供。
月次の発注数量管理等にご利用いただいた。
効果- 発注実績を取りまとめる必要がなくなったので、棚卸の際の補助資料として大変役に立っています。
よくあるご質問 医薬品共同購買(GPO)に関するよくあるご質問
- Q全ての医薬品が対象ですか?
- A一部共同購買対象外の医薬品がございます。(麻薬、覚せい剤、薬価未収載、etc)
- Q医薬品は総合メディカルから届くのですか?
- A従来通り、既存の卸様から納品されます。
- Q共同購買を利用するのにどれくらいの時間がかかりますか?
- Aお申し込みをいただいてから3ヵ月程度でスタートできます。
- Qシミュレーションにどれくらいの費用がかかりますか?
- A無料で実施しています。
- Q共同購買を利用した場合、医薬品の流通不安は改善されますか?
- A共同購買をご利用いただいたことにより、医薬品の供給状況が変化することはありません。