病室リフォームレンタル

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サービス概要 「初期費用0円」で差額室をリフォームし、
収益改善と患者サービス向上を同時に叶える

多くの医療機関が抱える課題の一つに、差額室(特別療養環境室)の老朽化や、患者ニーズの多様化に伴う施設グレードの陳腐化があげられます。しかし、建て替えや大規模リフォームには多額の初期投資が必要で、予算の制約や経営リスクから、なかなか着手できないのが現状です。総合メディカルの「病室リフォームレンタル」は、こうした現場の悩みに応える新しいソリューション。「初期費用0円」で、床・壁・天井・照明・家具・備品までを一新し、病室を現代的で快適な空間へとリフォーム。費用は差額室を利用した日数分のみのレンタル料として発生し、資産計上や償却の手間も不要です。これにより、収益性向上と患者満足度の両立を、病院のキャッシュフローを圧迫することなく実現できます。

課題/トレンド 老朽化、予算不足、稼働率低下と差額室運用に
山積する難問

多くの医療機関にとって差額室は重要な収益源であり、患者満足度向上の鍵ともいえる重要な要素です。しかし、改装に伴う多額の初期費用が大きな障壁となり、院内予算で設備投資を行ったり、調度品を導入したりするのは困難な状況です。また、改装後の稼働率が見込みを下回った場合の資金回収リスク、資産管理や運用・メンテナンス負担の増加も検討を阻みます。この設備の老朽化、高額なリフォーム費用、稼働率低下という「三重苦」と、コロナ禍後の補助金終了により経営環境は厳しさを増しています。従来のような大規模投資や建て替えは現実的ではなく、患者ニーズの変化もあり、差額室のグレードアップは喫緊の課題といえます。

課題1
差額室の収益改善の必要性が高まる一方、設備投資予算が確保できない
差額室のリフォームには数百万円から数千万円規模の初期投資が必要で、資金調達や銀行融資のハードルが高く、経営資源を温存したい病院にとって大きな障壁となっています。また、コロナ禍の補助金終了により病院経営が厳しさを増すなか、診療報酬の下降傾向により差額室料による収益確保の重要性が高まっています。しかし、ベッドや備品購入、内装工事、設計料などの費用負担に加え、コロナ禍を経て、リフォーム等への大規模投資に対する慎重姿勢が強まっています。こういった課題が病院経営を圧迫する状況を生み出そうとしています。
課題2
老朽化し、不便な差額室が患者満足度と稼働率を下げている
老朽化した差額室は、差額室としての付加価値を損ない患者満足度が低下するといわれています。結果的に稼働率の低下を招き、本来期待される収益が得られない状況に陥ります。そのため、適切な料金設定ができなくなり、収益機会を逃し続ける悪循環が生まれることが病院経営を圧迫しかねません。患者さんからの選ばれないままの状況を放置すると、差額室本来の収益性を活かすことができず、経営改善の重要な機会を失い続けることになりかねません。職員も老朽化した差額室では気軽に患者さんに進められない一面があることも無視できません。
課題3
リフォーム後の稼働率が不安で、投資回収に自信が持てない
老朽化した差額室の稼働率の低下を防ぐためリフォームを実施した場合、リフォーム後の設備や調度品は病院の固定資産として計上・償却が必要となり、資産管理業務が煩雑化する可能性があります。また、定期メンテナンスや故障時の修理対応、院内での点検スケジュール調整など、運用体制構築に手間と人員がかかり、事務部門の負担増大もケアする必要がでてきます。このように内装や家具の整備には時間とコストがかかりますが、稼働率が低いと収益が見合わず、想定を下回る運用状況となっている医療機関もあるようです。「元が取れない」「貸し倒れリスク」を懸念する管理担当者も多く、こうした不確実性が差額室のリフォームを躊躇させる大きな一因となっています。

解決できる課題 「初期費用0円」のレンタル方式で
収益性と患者満足度を同時に向上

総合メディカルグループの「病室リフォームレンタル」は、差額室の老朽化、資金不足、運用負担といった課題を包括的に解決するサービスです。「初期費用0円」のレンタル方式により、病院の費用負担をかけずに差額室を現代的で快適な療養環境へ1床からリフォームできます。床・壁・天井を中心に、照明・ドア・備品まで一括対応。バリアフリー対応の水回り設備(※配管工事を除く)にも対応可能です。リフォームの範囲利用日数に応じた料金体系でリスクを抑え、資産管理や定期メンテナンスの手間も不要。医療外収入の拡大や患者満足度の向上に貢献し、老朽化した病室の改修によって稼働率と収益の改善をサポートします。

解決策1
「初期費用0円」でリフォームが可能に

病室リフォームレンタルでは、リフォーム費用や備品購入費用を含めた初期投資は一切不要で、総合メディカルが全ての改装費用・備品調達を負担します。差額室料の値上げ分から当社レンタル料をお支払いいただくため、病院の実質的な負担はゼロで収益向上を実現できます。稼働率を基準とした契約により安定した収益予測が可能で、万が一稼働率が下回った場合は契約期間延長等のスキームにより対応するため、リスクの少ない事業となります。また、レンタル契約のため資産計上や償却の必要がなく、資金を温存しながら設備投資効果を享受できるメリットがあります。

解決策2
床・壁・天井から備品・水回りまで、柔軟なリフォームで患者満足度が向上

病室リフォームレンタルは、床・壁・天井の全面リフォームに加え、照明・ドア・備品類(水回り設備を含む)まで対応可能な幅広いリフォームを初期費用0円で提供します。現場のニーズに応じて柔軟に範囲を設定できることも特長です。1床から対応可能なため、小規模な改修から段階的な導入も行いやすく、病院のキャッシュフローや稼働状況に合わせた最適なプランをご提案できます。総合メディカルグループの医療施設専門の設計施工会社「ソム・テック」と連携し、質の高い、安全・安心な改修をスピーディに実現します。

解決策3
稼働率に応じたレンタル料設定により経営リスクを最小化

リフォーム後の設備・調度品は、病院側での資産計上や償却処理は一切不要で、メンテナンスや修理も総合メディカルが対応し、事務部門の業務負担を大幅に軽減します。レンタル料は病室の利用実績に応じて発生する仕組みで、稼働率が想定を下回った場合は契約期間の延長など柔軟な対応が可能です。定額制ではないため、稼働率が低い時期のリスクも最小限に抑えられ、経営計画が立てやすくなります。1床から対応可能な柔軟性と稼働率に応じた契約期間調整により、病院の状況に合わせた最適な運用を実現できます。従来の大規模投資による差額室整備と比較して、圧倒的にリスクが少なく、導入しやすいソリューションとなっています。効果を確認後、段階的に拡張することもできます。多床室には間仕切り家具を設置して準個室化し、新たな差額料金設定で収益機会を創出することも可能です。

サービス詳細 豊富な経験で安心の「初期費用0円」を実現

病室リフォームレンタルは、単なるリフォームに留まらず、病院の収益向上と患者満足度向上に貢献することを目的としています。初期費用をゼロに抑えながら高品質なリフォームを提供し、リフォーム後の資産管理やメンテナンスまでを一貫して担うことで、病院が医療に集中できる環境を構築します。全国対応のネットワークと病院ごとの個別ニーズにきめ細かく対応できるのが最大の特長です。これを「初期費用0円」で実現したのは、総合メディカルグループが30年以上にわたって多くの医療機関の経営をサポートしてきた豊富な実績とノウハウを活かし、全国の医療機関の問題解決に貢献したいと考えているからです。

特長1
医療機関専門の設計施工会社との直接連携により、
提案から施工まで一貫した高品質サービスを実現

当社グループの株式会社ソム・テックは、30年以上にわたり医療機関専門の設計施工を手がけてきた専門企業です。提案からデザイン決定、施工まで綿密かつスピーディな連携を実現しています。これまでの経験から医療現場特有の制約や要求を熟知しているため、病院業務に支障をきたさない工事スケジュールの調整や、医療機器の適切な配置計画など、一般の建設会社では対応困難な専門性を発揮します。また、全国ネットワークにより、地域の信頼できる施工パートナーとの協力体制も確立しており、北海道から沖縄まで同等の品質でサービスを提供します。床・壁・天井・水回り(配管を除く)を含む包括的なリフォームを一貫体制で実施し、医療現場に最適化された高品質な療養環境を創出します。

特長2
使用日数連動の料金体系により、
病院経営リスクを最小化

病室リフォームレンタルサービスは、実際に患者さんが使用した日数分のみの料金請求となるため、病室の稼働状況に完全連動した合理的な料金体系を実現しています。一般的な定額制サービスとは異なり、契約時に設定した基準稼働率を下回った場合は契約期間延長により調整するため、病院にとって経営リスクの極めて少ない契約条件となっています。運用負荷も最小限に抑えることができ、安定した事業運営を実現しています。

特長3
長期的なパートナーシップに基づく支援で、
病院経営の最適化を実現

総合メディカルグループは、病室リフォームレンタルに留まらず、入院セット、医薬品共同購買(GPO)、売店運営、人材派遣など、病院経営に必要な幅広いサービスを提供しています。これらのサービス連携により、単なるサービス提供者としてではなく、病院経営のパートナーとして、長期的な視点で経営全体の最適化と課題解決に貢献いたします。

サービス利用までの流れ 病室リフォームレンタル利用までの流れ

01既存設備の確認

  • 設計・施工業者による現地調査
  • 平面図、電気等設備図面の確認

02実施内容の検討

  • 実施する病室の選定
  • 改装工事の内容検討、入替・追加する病室内什器の選定

03契約期間、レンタル料金の提案および病院収支の検討

  • 工事内容・導入物件に基づくレンタル料と室料の収支プラン提案

04パース図によるデザインの決定

  • 色・素材見本、パース図等よりデザインを検討
  • 工事期間中のベッドコントロールを検討

05工事スケジュールの検討

  • 工事開始から完了まで部屋ごとにスケジュールの共有

06契約締結

07工事実施

08運用開始

  • 差額料の変更がある場合は厚生局に変更届を提出、同意書の内容更新

事例紹介 お客様の声をご紹介いたします。

事例1都内 規模:400床
建て替え困難な立地でも既存病室改修で収益向上

課題
課題
23区内駅近という立地特性上、病院建替えが困難な状況となっている。
コロナ禍での病棟閉鎖による減収が経営課題になっている。
解決案
解決案
4床室をリフォームして、新たに差額室料を設定・徴収を開始。
大規模な建替え投資を行うことなく、既存施設の改修により収益増を図った。
効果
効果
これまで収益に寄与していなかった4床室をリフォームすることにより、差額室料の徴収が可能となり増収につながった。

事例2首都圏 規模:400床
病棟改修による差額室稼働率向上と患者満足度向上を両立

課題
課題
建物が老朽化をしているが、近々の建替えが困難な状況となっている。
コスト増により経営環境が悪化し、差額室料の割合向上と稼働率向上が経営課題になっていた。
解決案
解決案
旧棟の特室をリフォームし、レンタル方式を導入することで稼働率を上げることに成功。
4床室をリフォームし、準個室化することで差額室の割合を向上。
効果
効果
リフォーム後、差額室の室料を上げることができ、稼働率も向上したことで増収と患者満足度向上につながった。
これまで収益に直結していなかった4床室をリフォームすることで、新たな差額室料を設定。経営環境の改善に貢献した。

よくあるご質問 病室リフォームレンタルに関するよくあるご質問

Q1部屋の工事期間はどのくらいかかりますか?
A工事内容にもよりますが、内装の建替え、家具・備品の入替であれば、1週間程度で終わります。
Q工事は同時に何部屋しますか?
Aベッドコントロールの状況にもよりますが、一般的には4部屋前後を同時に施工いたします。
Qリフォームした病室はいつから使えますか?
A検収いただいた時点からご使用を頂けますが、差額料の変更がある場合は厚生局への届け出が必要となります。
Q工事中の注意点は?
A部材を置く場所、工事中の部屋で使っていたベッド、家具などを保管する場所が必要となります。
院内に適切な場所が無い場合はご相談ください。
Q一般床やデイルーム・ナースステーション等、差額室以外のリフォームは出来ますか?
A現状では対応しておりません。
Q稼働率が落ちた場合はどうなりますか?
Aヒアリングの際にお聞きした現状の稼働率から基本使用回数を設定しております。稼働率が落ちた場合でも、基本使用回数を達成するまで、契約期間を延長させていただく契約となります。
Q内装の色やイメージを部屋ごとに変えることは出来ますか?
A内装の色やイメージによってレンタル料は殆ど変わりませんので対応は可能です。

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