病院建替えサポート

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サービス概要 「40年に一度の大事業」を成功に導き、
未来を見据えた永続的な新病院づくりを支援します。

地域医療構想の策定を受けて、各病院の機能の見直しや連携が進む中、いま、国内の90%以上の病院が減価償却期間を待たず施設改修・改築を行い社会と地域が求める機能の構築、医療技術の進化に対応しています。
一方、病院建替えは、将来的な地域医療ニーズに応える新たな病院構築の絶好の機会です。多種多様な課題に対し、総合メディカルは、事業計画の立案から資金調達の交渉支援、用地確保から跡地活用の支援、人材確保や業務運営の見直しまで、医療施設運営の豊富な実績とナレッジに基づくコンサルティング力で永続的・安定的な病院運営を見据えた新たな病院づくりをサポートします。

課題/トレンド 経験値を持った職員が不在で、
建替え計画が進まず、予算の大幅超過が多発している。

課題1
建替えを経験したスタッフがいないため、
全体像の把握や適切な意思決定が困難になっている。
数十年に一度しか行われない病院建替え。過去に経験したスタッフは限られ、プロジェクトマネージャー的な視点から全体を俯瞰できる方も少なく、建替え事業を適切に管理運営できないケースがほとんどといわれています。設計者によるヒアリングで部署ごとの面積をめぐって院内の対立が発生。この結果が、非効率な設計や過剰投資につながることがあります。
さらに行政や金融機関はもちろん、設計事務所やゼネコン、医療機器メーカー、情報システムベンダーなど、専門知識を必要とする多様な外部関係者との交渉や調整を行いながら、事業全体を最適化する判断を行うのは、非常に困難だといえます。
こうした要因が積み重なり、プロジェクトの遅延やコスト超過といった課題に直面することになります。
課題2
工事費高騰と病院に適した移転用地の不足により、
計画が難航し予算内での実現が困難になっている。
昨今の物価上昇に連動した建築資材の高騰、人件費高騰による工事費増加は最大の課題です。当初予算内での建替えの実現が難しくなり、プロジェクトの中止や中断、縮小を余儀なくされる病院は少なくありません。
また、病院に適した移転用地の不足は、病院建替えの大きな障壁になっています。とくに40年以上前に建設された病院は市街地中心部をはじめ好立地であり、医療機能を継続させながら同じ場所で段階的な建替えを進めるのは工事費も増加し、実現困難となるケースもあります。
新たな土地を確保する場合も、病院に適した用地がなかなか見つからなかったり、高額な取得費用が障害となって建替えを進められなくなる病院が少なくありません。
課題3
医療ニーズの変化や技術革新を予測し、
将来を見据えた計画立案が難しい。
病院建替えにおいて、将来の医療ニーズや技術革新を見据えた計画立案は極めて重要なポイントとなります。しかし、医療を取り巻く環境は急速に変化しており、10年後、20年後の需要を正確に予測することは非常に難しくなっています。
例えば、高齢化の進展による慢性疾患患者の増加、AI・ロボット技術の医療応用、遠隔医療の普及など、様々な要因が将来の医療提供体制に影響を与える可能性があります。これらの変化に柔軟に対応できる施設設計が求められますが、具体的にどのような対策を講じるべきか、判断が難しいケースが多く、経験不足の病院スタッフには大きな課題となっています。

解決できる課題 永続的な経営コンサルティングの一環として
新病院づくりをサポートします。

解決策1
最初の土地探しから、移転後の運用計画策定まで、
豊富な経験とノウハウに基づき一貫して支援します。

総合メディカルは、最初の移転用地探しから、設計・施工会社の選定、医療機器や情報システムの選定、移転後の運用計画策定まで一貫したサポートを提供します。各フェーズで求められる専門知識や交渉スキル を活かし、豊富な専門人材が病院にとって最適な意思決定をサポートします。また、院内各部門の要望を適切にバランスよく取り入れる調整役を担い、効率的な設計と適切な投資配分の実現を支援します。

行政や金融機関、設計会社やゼネコン、医療機器メーカーや情報システムベンダーなど多様な外部関係者との折衝においても、豊富な実績とベンチマークに基づいた的確な情報とアドバイスを提供し、スムーズな進行をサポートします。病院建替えの全てのフェーズを一貫してサポートすることで、プロジェクトの遅延やコスト超過のリスクを最小限に抑えることが可能となります。

解決策2
コスト管理のノウハウと幅広いネットワークで、
予算内での実現を目指します。

移転用地探しは全国ネットワークの情報網を活用して、病院が求める要件に合致した物件情報を幅広く収集し、民間のみならず公有地の活用や用途変更などの可能性も合わせてご提案いたします。豊富な実績とベンチマークに基づくアドバイスを通じて適切なコストコントロールをご支援します。
具体的には設計前の基本計画などプロジェクトの初期段階からコスト管理を徹底し、必要な機能を確保しつつも過剰仕様を抑制するバランスよい計画立案をご支援します。最近の工事費高騰に対しては、必要に応じて増改築や長寿命化改修など建替え以外の選択肢の提案を通じ、最適な解決策を見出していきます。

解決策3
将来を予測し、
未来を見据えた柔軟性のある施設設計を推進します。

医療を取り巻く環境変化、技術革新の動向分析を通じて、これからの医療ニーズを予測し、将来性を見据えた柔軟性のある施設設計を推進します。例えば、現在の診療科構成や病床数を前提としながらも、地域医療構想と他の医療機関との機能分化・連携について最大限に考慮し、将来的な需要変化に対応できるよう、柔軟な機能構成のご提案と、院内の合意形成をご支援します。
さらにAI・ロボット技術の導入や遠隔医療の普及など、近い将来に実現する技術革新に対応できるよう、強力な情報インフラ、ロボットバリアフリー、柔軟なレイアウトなどもご提案いたします。こうした取り組みを通じて、「建替えがゴール」ではなく、「建替え後をスタート」として長期的に競争力のある新たな病院づくりを実現します。

サービス詳細 総合力を活かした、
ワンストップの病院建替えサポート。

特長1
コストコントロールによる適切な投資と
長期的な経営安定化

建築関連コスト、運営コスト、医療機器・什器・材料の調達、HIS整備など、多岐にわたる分野でコストコントロールを支援します。これにより、イニシャルコストとランニングコストを適正化し、予算内での適切な投資と長期的に安定した経営を可能にします。
例えば、建築プランの段階から新病院の運用ルールを提示し共有することで、非効率な人員・物品配置を防ぎ、コスト削減につなげます。また、医療機器選定においては、現在の診療実績と将来の成長性を考慮しつつ、投資範囲内で適切な合意形成を支援します。

特長2
包括的なプロジェクトマネジメントにより、
円滑な移転プロセスを実現

総合メディカルのプロジェクトマネジメントは、行政、金融機関、設計会社、施工会社、機器メーカー、委託業者、移転業者、院内の各部署など、多岐にわたる関係者との調整を一括して行います。これにより、病院側の事務負担を大幅に軽減しつつ、全体の合意形成を効率的に進めることが可能になります。とくに、大規模な病院ほど複雑化する調整業務を、経営者の立場を理解した上でコミュニケーションを行い、過剰投資を抑制しながらプロジェクトを推進します。

特長3
長期的視点に基づく
経営コンサルティングの一環として支援

総合メディカルの病院建替えサポートは、単なる建築や医療機器のコンサルティングではなく、長期的な経営体制構築を目指すコンサルティングです。事業計画、融資交渉、人材確保、跡地活用など、医療施設運営に関する豊富な知識と実績を活かし、新病院づくりを通じて永続的・安定的な病院経営を実現します。
例えば、将来の医療ニーズや技術革新を見据えた施設設計、成長性のある部門への適切な投資、効率的な運用プランの策定など、長期的な視点から病院の競争力強化と経営安定化をサポートします。

特長4
総合力を活かしたワンストップサービスにより、
現場の負担が大きく軽減

医療経営コンサルティングをベースに、調剤薬局の運営、医療機器のリース・販売、人材サービス、売店・コンビニの運営、テレビレンタルやレストラン・カフェ運営、入院セットなど多岐にわたるサービスを一貫して提供できる体制を整えています。これらをワンストップでご提供することで、業務の効率化に大きく貢献することができ、医療現場の負担やストレスを大きく軽減させることができます。

2分でわかる!
病院建替えサポートの紹介

総合メディカルグループの病院建替えサポートは、グループの総合力を最大限に活かしたワンストップサービスです。医療経営コンサルティングをベースに、調剤薬局の運営、医療機器のリース・販売、人材サービスなど、多岐にわたる事業展開で培った知見と実績を活用し、包括的なサポートを提供します。とくにコストコントロールにおいては、グループ全体のスケールメリットを活かした調達力と、豊富な実績に基づくノウハウを駆使し、効果的な予算管理を実現します。

サービス利用までの流れ 病院建替えサポート利用までの流れ

01営業担当者・コンサルタントによるヒアリング

  • 貴院のご要望をヒアリング

02コンサルタントによる現状把握

  • コンサルタントが貴院と面談の上、具体的な要望を詳しく伺いながら状況把握・課題把握を行わせていただく。
  • 状況により秘密保持契約の締結。

03支援内容のご提示(提案)

  • 貴院の要望や状況に合わせた支援プランのご提示
  • この時点で必要投資額の簡易試算は提示。※簡易事業収支計画ではない
  • 土地の選定からいくのか、構想の練り直しからいくのか、新築でなく増改築でいくのかなど、選択肢の例を提示。

04契約締結(支援開始)

  • 土地探しなど契約を伴わず支援をスタートすることもあります。

事例紹介 お客様の声をご紹介いたします。

事例1
地域に新病院開設。
土地探しから資金調達まで幅広い支援を実施。

課題
課題
病院長は「断らない二次救急で地域に貢献したい」と地域に新病院開設の意欲を持っていたが、候補土地情報も見つからず実現が難しい状況にあった。
解決案
解決案
希望に沿う候補土地情報を提供し、地域の医療需要も考慮した新病院開設計画を策定。
設計会社の選定と各診療現場との調整支援、施工会社選定と新施設での運用計画の策定など、新病院開設に関わるあらゆる支援を実施した。
効果
効果
計画に基づく必要資金算出と十億単位の融資獲得など資金調達まで幅広い支援を行うことで24年に開院し、計画を実現することができた。病院は順調に稼働している。

よくあるご質問 病院建替えサポートに関するよくあるご質問

Q全国を対応にしているのか。
A対応しております。お声掛けいただければ、全国各地域を担当する営業スタッフとともに、コンサルタントが訪問いたします。
Q費用はどの程度かかるのか。
A建替えサポートで提供するサービスの内容は、お客様の病院の状況によって異なります。
まずはコンサルタントによるヒアリングを通じて課題の整理をさせてください。
お客様それぞれの課題に対応したご提案およびお見積をご提示いたします。
Q建替え計画の中で部分的に支援してもらうことは可能か。
A可能です。
現状把握や課題整理、お客様自身で対応可能な範囲を設定しご提案差し上げる形となります。
全体計画の中での介入させていただくタイミングによっては、コスト圧縮など期待する効果が得られない場合もあります。お早目のタイミングでご相談いただけますと幸いです。
Q建替えに必要な手続きなどは代行してもらえますか。
A諸手続きの支援を契約に盛り込むことは可能です。
行政への申請等についてはお客様ご自身での手続きが必要なものも多く、ご助言や資料の手配に限定される場合もございます。
Qスタッフや地域への説明会などはしてもらえますか。
Aスタッフへの説明を依頼主様と共に行うことは可能です。
地域への説明会については、主体はお客様ご自身となります。開催や問合せの支援を行う企業のご紹介が可能です。

病院建替えサポートに関するお問い合わせ