開催日

2024年 1月 18日（木） 14:00～15:00

講演内容

1. サイバー攻撃被害の実態
2. 情報セキュリティの全体像
3. 具体的なセキュリティ対策

セミナー概要

　日本国内のサイバー攻撃観測数は年々増加しており、ランサムウェアによるデータの暗号化や情報流出被害によって、事業継続が困難となる事例も少なくありません。医療業界でもランサムウェアの攻撃をうけ、電子カルテデータの暗号化や患者情報の漏洩によって、診療に影響を与えてしまう被害が出ています。アンチウイルスソフトやセキュリティの入口対策（UTM）を導入している医療機関が多くありますが、それだけでは不十分です。経産省傘下の情報処理推進機構（IPA）の調査によれば、ウイルスソフトやUTMを導入しているにも関わらず、マルウェアに感染（ウイルス感染）してしまった企業・団体は、7割も存在すると報告されています。
　既存のセキュリティ対策では対応できない新種のマルウェアが、1日あたり約120万種も生まれているため、ウイルスソフトで被害を完全に防ぐことは不可能になっています。そこでウイルスソフトやUTMでは防げない情報の出口を守る対策として、たとえ感染しても情報を外部に流出させない出口対策の重要性が増しています。国内で医療機関のサイバー事故の影響や被害額を振り返りながら、弊社のセキュリティ製品の病院・クリニックでの導入事例なども通して、医療業界における情報セキュリティ対策の方向性をお話させていただきます。

講師

デジタルデータソリューション株式会社
サイバーセキュリティ事業部

比嘉　智樹　氏

【略歴】

医療業界シェアNo.1予約システムの運営会社にて、新規クリニックや支店の立ち上げ支援に従事し、デジタルデータソリューションへ入社。 全国の病院・クリニックのカウンセリング、サポート対応実績は1,000件以上にのぼり、現在も医療情報システムのメーカーやコンサルティング企業を中心に、医療機関のサイバーセキュリティ体制向上を目指して、インシデント発生時のサポート、サイバー攻撃時の被害対応、啓蒙活動などに幅広く携わっている。

※セミナーでご案内している情報は2024年1月18日時点の内容です。
※アーカイブ動画の配信は予告なく終了させていただく可能性がございます。